【引退のご挨拶】 #11今尾 [選手コラム]
いつも温かい応援ありがとうございます。
#11 今尾明穂です。
2023年シーズンを持ちまして、引退する事を決めました。
これが最後のブログになります。少し長くなりますが、5年間の想いと感謝を綴ります。
高校1年生からホッケーを始め12年、ただひたすらにホッケーが上手くなりたい。このチームで優勝したいという思いが私を強くし、逆境や困難だと思えることにも勇気を持って挑戦し続けることが出来ました。
そして、そんな日々を積み重ね、2019年に憧れのソニーに入社。
5年間、会社の大きなサポートの下、恵まれた環境で、多くの貴重な経験を積ませて頂きました。
ソニーでのデビュー戦は、地元岐阜で沢山の応援団で埋まったスタンドを味方にプレーしました。
応援団の熱量、多さ、先輩達の強さを肌で実感し、気づいたら、大量得点で勝ち試合が終了していました。
緊張で試合では何も残せなかったけど、悔しさよりも、これからここで色んな事を吸収し強くなっていきたい！
誰かの心に届くプレー、試合を自分自身で体現したい！と、心からワクワクしたことを鮮明に覚えています。
声を上げたら同じ熱量で返してくれる先輩、同期がいて、
ウエイトで誰よりも重りが持てなくても、ランニングで置いて行かれそうになっても、練習や試合で上手くいかなくても、まだまだ強くなれるって私らしく「今できる最大限」で必死に食らいついていた毎日。
コートの中でもコート外でも何かグッとくるものを残してくれる先輩やチームに対して、私も何か力になりたいと心から思えた瞬間。
こうなりたいと思わせてくれた先輩がいてくれた事、このチームの力になりたいと嘘や作ったものではなく、自然と溢れる感情で動けた事は、とても幸せな時間だったと改めて思います。
それは、私の中で‘当たり前の事‘だと感じていました。
人との深い繋がりを感じられて、時に仲間を巻き込んで、自分で納得して進んでいく事が好きです。
仲間と刺激し合い作り上げていくチームで、本気で日本一になりたいと言う思いは、私のプレーを最大限まで引き上げてくれました。
私は気持ちがそのままプレーに現れる「気持ち先行型プレーヤー」だったと思います。
苦手なものに直面したら、逃げるのではなく逆に「前のめり」にでもなり挑戦すること。最初は苦しいけどそこを乗り越えた先には、得られるものがあるし、そういう向き合い方が、私らしさです。だから逆境に立った時こそ「前のめり」に取り組んできました。
今まで感じた事のない「逃げ出したい」というネガティブな感情、今までは出来ていた「前のめり」が出来ない。
本当はそうしたのに出来ない自分への悔しさ、情けなさに押し潰されそうになったり、
気持ちはついてきていないのに、頑張らないとと動かす身体。そんな日々が続き度重なる怪我。
私が今まで感じていた‘当たり前の事’は‘当たり前ではない‘と気づきました。
そしてそれは私の中でホッケー、チームスポーツをする上で何よりも大切にしたい事だと確信し、
だからこそ味わった苦しさから、自分自身に限界を感じ、引退を決意しました
最後の全日本選手権を優勝して終わりたかった、、、
常勝ソニーに来た私は、先輩達のように日本一を取ってやり切って引退すると思っていました。
けれど違いました。もちろん悔しいです。
それぞれの立場での葛藤があり、痛いくらいその苦しさを感じたり、
チームの為に起こしてくれる仲間のアクションに熱い気持ちになったり、、、
そんな仲間と過ごせたからこそ、味わった苦しみも、喜びも、悩みも、毎日自分の立場で出来る精一杯で向き合ってきた。だからこの環境で私が出来ることはやりきったと胸を張って言えます。
そんな理想を描けたのも常勝ソニーにいたからだと思うと本当にソニーに来て良かったですし、誇りに思います。
暗い顔をしていたら、何気ない話で楽しませてくれた人。
悔しかった時、同じような表情をしている人。
点を決めた時、私よりも喜んで肩を組みに来てくれた仲間。
様々な思いと葛藤し勝手に涙が溢れ出した時、心で寄り添ってくれた仲間。
一緒に喜び、一緒に悔しがって応援してくれた方々。
私達のホッケー活動を理解し、様々な角度からサポートしてくださった会社の方。
私の決めた選択を受け入れ応援し続けてくれた家族。
どの光景を思い出しても私の周りにはいつも、チームメイト、多くの応援団がいてくれて、寄り添ってくれました。
そんな方々と共に出来た様々な経験あって、今の私がいます。一人ではここまで来れなかったです。
それは私の大切な財産で、そんな沢山の財産を与えてくれたホッケー。ソニーに入社し、沢山の方に応援して頂いけるようになった5年間に感謝の気持ちでいっぱいです。
ソニーで感じた沢山の愛、温かみ、繋がり、学び、自分らしさを大切に、これからの人生に活かしていきたいです。
想像を遥かに超えるホッケー人生が送れたように、今後も自分の想像からはみ出る人生を歩んでいきたいと思います。
全ての出会いと経験が私を成長させてくれました。
5年間本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています！！
#11 今尾明穂です。
2023年シーズンを持ちまして、引退する事を決めました。
これが最後のブログになります。少し長くなりますが、5年間の想いと感謝を綴ります。
高校1年生からホッケーを始め12年、ただひたすらにホッケーが上手くなりたい。このチームで優勝したいという思いが私を強くし、逆境や困難だと思えることにも勇気を持って挑戦し続けることが出来ました。
そして、そんな日々を積み重ね、2019年に憧れのソニーに入社。
5年間、会社の大きなサポートの下、恵まれた環境で、多くの貴重な経験を積ませて頂きました。
ソニーでのデビュー戦は、地元岐阜で沢山の応援団で埋まったスタンドを味方にプレーしました。
応援団の熱量、多さ、先輩達の強さを肌で実感し、気づいたら、大量得点で勝ち試合が終了していました。
緊張で試合では何も残せなかったけど、悔しさよりも、これからここで色んな事を吸収し強くなっていきたい！
誰かの心に届くプレー、試合を自分自身で体現したい！と、心からワクワクしたことを鮮明に覚えています。
声を上げたら同じ熱量で返してくれる先輩、同期がいて、
ウエイトで誰よりも重りが持てなくても、ランニングで置いて行かれそうになっても、練習や試合で上手くいかなくても、まだまだ強くなれるって私らしく「今できる最大限」で必死に食らいついていた毎日。
コートの中でもコート外でも何かグッとくるものを残してくれる先輩やチームに対して、私も何か力になりたいと心から思えた瞬間。
こうなりたいと思わせてくれた先輩がいてくれた事、このチームの力になりたいと嘘や作ったものではなく、自然と溢れる感情で動けた事は、とても幸せな時間だったと改めて思います。
それは、私の中で‘当たり前の事‘だと感じていました。
人との深い繋がりを感じられて、時に仲間を巻き込んで、自分で納得して進んでいく事が好きです。
仲間と刺激し合い作り上げていくチームで、本気で日本一になりたいと言う思いは、私のプレーを最大限まで引き上げてくれました。
私は気持ちがそのままプレーに現れる「気持ち先行型プレーヤー」だったと思います。
苦手なものに直面したら、逃げるのではなく逆に「前のめり」にでもなり挑戦すること。最初は苦しいけどそこを乗り越えた先には、得られるものがあるし、そういう向き合い方が、私らしさです。だから逆境に立った時こそ「前のめり」に取り組んできました。
今まで感じた事のない「逃げ出したい」というネガティブな感情、今までは出来ていた「前のめり」が出来ない。
本当はそうしたのに出来ない自分への悔しさ、情けなさに押し潰されそうになったり、
気持ちはついてきていないのに、頑張らないとと動かす身体。そんな日々が続き度重なる怪我。
私が今まで感じていた‘当たり前の事’は‘当たり前ではない‘と気づきました。
そしてそれは私の中でホッケー、チームスポーツをする上で何よりも大切にしたい事だと確信し、
だからこそ味わった苦しさから、自分自身に限界を感じ、引退を決意しました
最後の全日本選手権を優勝して終わりたかった、、、
常勝ソニーに来た私は、先輩達のように日本一を取ってやり切って引退すると思っていました。
けれど違いました。もちろん悔しいです。
それぞれの立場での葛藤があり、痛いくらいその苦しさを感じたり、
チームの為に起こしてくれる仲間のアクションに熱い気持ちになったり、、、
そんな仲間と過ごせたからこそ、味わった苦しみも、喜びも、悩みも、毎日自分の立場で出来る精一杯で向き合ってきた。だからこの環境で私が出来ることはやりきったと胸を張って言えます。
そんな理想を描けたのも常勝ソニーにいたからだと思うと本当にソニーに来て良かったですし、誇りに思います。
暗い顔をしていたら、何気ない話で楽しませてくれた人。
悔しかった時、同じような表情をしている人。
点を決めた時、私よりも喜んで肩を組みに来てくれた仲間。
様々な思いと葛藤し勝手に涙が溢れ出した時、心で寄り添ってくれた仲間。
一緒に喜び、一緒に悔しがって応援してくれた方々。
私達のホッケー活動を理解し、様々な角度からサポートしてくださった会社の方。
私の決めた選択を受け入れ応援し続けてくれた家族。
どの光景を思い出しても私の周りにはいつも、チームメイト、多くの応援団がいてくれて、寄り添ってくれました。
そんな方々と共に出来た様々な経験あって、今の私がいます。一人ではここまで来れなかったです。
それは私の大切な財産で、そんな沢山の財産を与えてくれたホッケー。ソニーに入社し、沢山の方に応援して頂いけるようになった5年間に感謝の気持ちでいっぱいです。
ソニーで感じた沢山の愛、温かみ、繋がり、学び、自分らしさを大切に、これからの人生に活かしていきたいです。
想像を遥かに超えるホッケー人生が送れたように、今後も自分の想像からはみ出る人生を歩んでいきたいと思います。
全ての出会いと経験が私を成長させてくれました。
5年間本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています！！
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